コンサルティング マニュアル 法人編 「プロジェクト構築型」
株式会社 ファロ コンサルタント&コーチ
ビジネス・モデル プロデューサーの 勅使川原 忠です。
コンサルタント マニュアル 今回は
今回は前回例にとった「社長のビジネスパートナー型」
意外のアプローチをお伝えしていきます。。
「社長のビジネスパートナー型」では、
トップダウンの意味合いが強くなります。
ボトムアップ的な方法を志向する場合は、
次の「プロジェクト構築型」が良いかもしれません。
ここでの設定は、社長や事業部長などが、
自分の考えを組織に浸透させると為に、
実行段階に中間管理職を巻き込むことによって
より実行に落とし込みやすくするものです。
そのためにプロジェクトチームをいくつか立ち上げ、
Faroはそのプロジェクトのアドバイザー的な立場で、
戦略的・実務的見地からお役に立つパターンです。
Faroは「顧客はどう考えるんですか?
顧客の考えに合いませんよね」などの、
「顧客の立場から見て、売れるかどうか」
という視点に立つことがポイントです。
1,初回すりあわせ
事前に会社・商品の概要、顧客層、競合、抱えている課題、
コンサルティングの依頼内容などについて資料やメールをいただきます。
それを大体把握した上で、初回ミーティングに望みます。
2,総員ミーティング
いわゆるキックオフミーティングです。
事業部長とプロジェクトメンバー全員が参加し、
プロジェクトで解決すべき課題、アウトプットを確認します。
Faroのここでの役割は、フレームワークの解説です。
2~3時間くらいで使うフレームワークの説明をします。
3,進行会議-1
この時点までの進捗状況を確認します。
わかったこと、わからないことなどを
プロジェクトメンバーで発表しあいます。
1時間くらいは分科会ディスカッション、
1時間で各分科会の発表・全体ディスカッションにあてます。
Faroのここでの役割は、
分科会ディスカッションに入って
具体的な内容・方法についてのアドバイスと、
発表についてのコメントです。
その後Faroは退出、分科会が引き続き
ディスカッションを続ける場合もあれば、
また別の日にディスカッションするかは分科会次第となります。
4,進行会議-2
前回の分科会の全員共有、内容を深堀りしていきます。
Faroの役割は、これまでの経験、他業種の知見などを交えながら、
顧客や競合のとらえ方などをアドバイスしていきます。
5,折り返し報告
このあたりで、中間報告をします。
顧客、競合についてわかったことを報告し、
これからの方向性を意思決定者に確認します。
報告方法は戦略がしっかりしていれば、
手書きでもホワイトボードでも構いません。
このときのFaroの役割は、全体状況の把握です。
プロジェクトメンバーの発表にコメントする一方で、
意思決定者との乖離があれば、
問題は何か、どう解決するかを、客観的にコメントします。
Faroの視点は常に
「組織として求める成果を最大限にするためにはどうするべきか」
という立場に立ちます。
6,中打ち合わせ
このあたりで、意思決定者と、
進行責任者と方向性の確認をします。
方向性が予定調和的になっていると、
成果が見込めない(今までとあまり変わらない)一方で、
方向性がかなりずれていると全体戦略と合わなくなったり、
あまりにアクションが大きいと資源(人、金、時間)の問題が起きます。
Faroは「組織として求める成果を最大限にするためにはどうするべきか」
という視点に立ちます。
7、進捗確認会議
この辺で、大筋の戦略とアクションプランが出てきます。
それが効果的かどうか、ヌケモレは無いか、
顧客にとってはどうか、
プロジェクト全体でFaroも参加して考えていきます。
8,全体会議
最後の締めのミーティングです。
プロジェクトメンバーから、
社内の意思決定者総員まで含めたプレゼンテーションです。
組織としては「行動宣言」です。
ここで、これから何をするか、
人・モノ・金をつけていきますので結構重要な会議です。
プレゼンテーションでは、
・戦略:全体の方向性
・数値目標:どのような成果を出し、どのような数値が出たら成功とするのか
・実行プラン:誰が何をするのか
・評価方法:その成果をどのように測定するのか
までをカバーすることになります。
2~3割の部分の行き違いが残り、そこはどうするのか、
というところまで同意して、このプロジェクトは完結します。
これでコンサルティングは終了です。
このあと、実行レベルのフォローが必要となると、
今度は実行レベルのプログラムに基づいて再び
コンサルティングプロジェクトが立ち上がる、
ということになります。
如何ですか今回はボトムUPの流れでした、
前回お伝えした「社長のビジネスパートナー型」
で経営陣が戦略を決め、
それを実行レベルに落とし込むために
「プロジェクト構築型」に続けていく、
という方法が会社全体で共通認識を持って
行動する場合にお薦めしています。
本日も最後までありがとう・・・。。
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FARO consultant&coaching 勅使川原 忠 tadashi teshigawara
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